THAILAND DOI PANGKHON KENYA-STYLED WASHED
【生産国】 タイ
【地 域】 チェンライ県 ドイパンコン地区
【品 種】 カツアイ、ティピカ、チェンマイ
【標 高】 1,250~1,500m
【精製方法】カナルを利用したケニア式ウォッシュ
【内容量】 100g
【カッピングコメント】 ほどよいボディ感と酸味のバランスが取れた味わい。アフターではキャラメルやカカオなど様々なニュアンスをもった甘味が感じられ、長く口の中に残り続けます
「ドイチャン」ではなく「ドイパンコン 」。自分たちの名前で勝負したい。
ドイバンコンは、タイのコーヒー産地としては有名な「ドイチャン」のすぐ近くにあります。高品質なコーヒーの産地として知られていたドイチャンですが、知名度が高まる中でその周辺の山々のコーヒーもドイチャンとして販売されるようになりました。ドイパンコン もその一つ。ただ、近年では同じドイチャンの中でも品質のバラツキがみられるようになってきており、せっかく高品質なコーヒーをつくっても、混ぜられてしまい適正な評価を得られないということが増えてきています。そこでドイパンコンでは、マイクロロットとしてもう少し小さなエリアの意欲ある農家で団結して、一つの産地を形成しようと取り組んでいます。
本当に美味しいタイコーヒーを
「学生時代、イギリスに留学していたとき、一度も本当に美味しいタイコーヒーに出会えなかった。だから自分が作りたい。」 と、現地パートナーBean Spire代表のフアディはいいます。タイ東北部のチェンライ。かつてゴールデントライアングルと呼ばれ「ケシ」栽培が盛んだった地域の代替作物として、40年ほど前にコーヒーの栽培がはじまりました。 まだ生産量も少なく、タイ国内でも良い値段で販売できる地域において、タイコーヒーの未来のために、あえて品質基準の厳しい海外のスペシャルティコーヒーのマーケットに注力し、品質向上に取り組もうとする Bean Spireの覚悟に共感しました。
アピアランスから垣間見える、フアディの真面目な性格やきめ細かい丁寧な仕事ぶり
2020年から始めたケニア式の精製方法もさらに改良を加えて、2段階の発酵プロセスに分けて収穫したコーヒーを乾燥させていきます。こうすることでよりクリーンカップ、均一性が向上したんだと、彼は教えてくれました。焙煎レンジも広く、様々なシーンで使いやすい豆。生豆のアピアランスを見るだけで、きめ細かい丁寧な仕事ぶりやフアディの真面目な性格が伝わってきます。